生協「パルシステム」VS「生活クラブ」を徹底比較!~同じ安全・自然派でも好みが別れる?

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生協のパルシステムと生活クラブを徹底比較

安全性が高いと言われる生協「パルシステム」と「生活クラブ」では何が違うのか・・・以下の4点で比較します。

  • 商品と価格
  • 安全性
  • 出資金
  • 手数料(配送料金)

似ているようで結構好みが別れるので、事前に知っておいて自分に合いそうな方を選んでいただければと思います。

【パルシステム】
1都9県(東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、群馬、福島、山梨、静岡)

【生活クラブ】
全国21の都道府県(北海道、青森、岩手、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、長野、山梨、静岡、愛知、滋賀、京都、大阪、奈良、兵庫)
>>太字で書いた県(群馬・静岡)は班配送のみ。個別配送は行っていません

商品数・品質・価格を比較!

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パルシステムも生活クラブも、日常的に消費する食品と日用品、衣料品を扱っています。

違いは・・・

  • 商品数
  • 品質(こだわり具合)
  • 価格

です。

「商品数」はパルシステムが勝ち!

【パルシステム】
基本のカタログ:約2,000品目+日用品

【生活クラブ】
毎週:約600品目

実際に使っていても、パルシステムの方が商品数は多いです。生活クラブは、これだけで買い物を済ませるにはちょっと物足りないかもしれません。補助的に使うなら問題ない・・かな?

「料理キット」や「冷凍食品」などの時短商品や、子育てに便利な「ベビーフード」「おむつ、粉ミルク」はパルシステムでも生活クラブでも取り扱っています。ですが、種類が多いのはパルシステムです。

独自のオリジナル商品を扱っている、という点は生活クラブ、パルシステム共に同じです。

▼パルシステム
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▼生活クラブ
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「品質」は生活クラブ、「価格」はパルシステム

分かりやすくするために、この比較だけ普通の生協の宅配「コープデリ」を比較対象に加えます。

[品質]
生活クラブ>パルシステム>コープデリ

[価格]
生活クラブ≧パルシステム≧コープデリ

【パルシステム】
パルシステムは普通の価格帯の商品からちょっとお高めの商品まで取り扱いがあります。つまり、商品によってこだわり具合違うということ。ただ、牛乳・卵・ハム・パンなどのこだわり商品は本当に美味しいですし、味は生活クラブと遜色ないと私は感じました。しかも高すぎないのがパルシステム最大のメリット。

【生活クラブ】
生活クラブは全ての食材にこだわりを持っていますが、割安感があるという特徴があります。例えば、コープデリで「国産品」を選ぶなら生活クラブの商品を買っても同じくらいの値段・・・ということがよくあります。それでも全体的にパルシステムよりやや高めです。

何円から届けてもらえるの?

【パルシステム】
1品から注文オーケー。

【生活クラブ】
1品から注文オーケー。以前は「最低8品」というルールでしたが、「時代にそぐわない」という組合員の呼びかけにより2015年10月から廃止されました。

安全対策~生活クラブがやや優勢

添加物~パルシステムは商品による

パルシステムは加工食品も冷凍食品も添加物をほとんど排除していますが、一部「加工でん粉」が使われているものがあったり、人によっては「完全に排除していない」と思うかもしれません。パンとかハム、ベビー食品は無添加なんですが。

生活クラブはほぼ完璧だと思います。少なくとも、これまで私が購入した商品では原材料表示に添加物が記載されていたことはありません。

「放射性物質検査」は生活クラブが特に厳しい

放射性物質検査はどちらも国より厳しい基準で行っているという点で同じです。パルシステムはベビー向け食品は特に厳しい、生活クラブは全体的に厳しい、といった感じ。

生活クラブは毎日検査情報を公開しており、携帯からいつでもチェックできる体制になっています。一方のパルシステムは検査されている商品には「検査しています」という記載があるので、ひと目で分かるようになっています。

農薬の使用量・検査~やや生活クラブ優勢

農薬をできる限り使用しない農産物、というスタンスはどちらも一緒です。残留農薬検査も行われています。

残留農薬に関しては、生活クラブは国の基準の1/10以下をクリアしたものだけ出荷、パルシステムは国の基準の1/10以下が目標

「どのくらい安全にこだわるか?」で評価がわかれるのがパルシステム。

◆個人的な意見~野菜はパルシステムが良い

(サイト管理人)は両方使ってみましたが、野菜はパルシステム、加工食品は生活クラブが良いと思いました。

生活クラブは野菜の検査は厳しいのかもしれませんが、モノによって鮮度が・・・?ということもありました。一方のパルシステムはいつも鮮度が良い野菜が届きます。

ただ、先ほども書きましたががパルシステムの加工食品は添加物が使われているものも一部ありますし、商品によって違いがあります。以前、「パルシステムだから大丈夫」と思ってジャムを注文したら「coop印」のついた普通の生協のジャムで、ガッカリしたことがあります(砂糖の味が強くて全然おいしくなかった・・・)。確認をしなかった私も悪いのですが、パルシステムはちゃんと「パルシステム印か?コープ印か?」をチェックしつつ買い物をするべきだと学びました。

「完全に自然なものが良い、野菜は必要ない」という方は生活クラブ、色々な食材を注文したい!」という方は断然パルシステムがおすすめです。私は商品選びにも慣れたので、パルシステムを続けています。

「出資金」「手数料(送料)」を比較!

生協の組合員になるには入会時に「出資金」が必要になります。
このお金は運営に当てられ、退会時には必ず全額返却されます。

出資金~生活クラブは増資が必要?

【パルシステム】
入会時に1,000円(地域によって2,000円)
>毎月200円の増資(任意)
>退会時に全て返却

【生活クラブ】
入会時に1,000円
>毎月1,000円の増資(半強制?)
>退会時に全て返却

パルシステムは放っておくと勝手に毎月200円ずつ「増資」されますが、注文を確定する際に「0円」に変更できるようになっています

一方の生活クラブは増資がほぼ必須です(増資は強制ではありませんが、ちょっと断りにくいので「半強制?」と記載しています)。

※出資金や増資金は運営状況によって配当金が得られる場合があります。出資の金額が大きいほど配当も大きくなります

【疑問】なぜ出資金や増資が必要なの?

生協は「生活協同組合」の略称で、利用者で作り上げる組織です。
利用者は組織の一員として出資金や増資金を支払い、そのお金は「より良いサービス」を作るため、そして運営のために使われます。

なので、買い物をする人は「お客さま」ではなく「組合員」と呼ばれますし、生活クラブでは「商品」のことを「消費財」と呼びます。

この組織のメリットは「食材の販売で利益を得ることを目的としない」ということ。つまり、一般企業が運営する宅配サービスに比べて安い配送料金割安感のある食材を購入することができます(コープデリは割安というより、ただ安い)。

ただ、実際に使っていても「コープデリ」や「パルシステム」はお客さま的な感じしかしません。唯一、生活クラブだけは生協っぽさを残したまま運営されています。

増資している利用者の声を聞くと「お小遣い・貯金感覚」で出資している人が多いようです。何年も宅配を使って、退会時に◯万円、◯十万円が返却される人もいます。

配送方法(個別配送)~どちらも同じ

パルシステムも生活クラブも、配送形態は同じです。

週に1回、決まった曜日に届けられ、曜日指定はできません。不在時は「専用ボックス」に保冷した状態で留置してくれます。ずっと家で待機する必要はありません。

ただし、生活クラブとパルシステムでは配送曜日が異なります。口コミを調査すると「パルシステムの配送曜日が合わないから生活クラブ」という方もいらっしゃるようです。

※パルシステム東京は一部エリアのみ「指定便(送料300円)」が利用できます。

手数料(個別配送料)~基本的には生活クラブが安い

パルシステムも生活クラブも、エリア(県)ごとに決まりが異なります。

【パルシステム】

手数料=[システム利用料+配送手数料]=毎週~210円ほど

>注文しない週でも毎週この手数料が必要
>母子健康手帳交付から1歳未満の子どもがいる方は、申請から6ヶ月~1年間手数料無料
>さらに6ヶ月後からは小学校入学前の子どもがいる家庭は3,000円位上の利用で手数料無料

※手数料の特典(ベビー・キッズ)は地域によってに決まりが少し異なる場合があります。いったんチェックする⇒パルシステム手数料(公式)

【生活クラブ】

●埼玉県、千葉県、山梨県、茨城県=利用額に関わらず送料無料

●東京都=1回の注文(週)が利用額3,000円以上で送料無料

>3,000円未満のときは、個別システム手数料150円
>注文をしなかった回は個別システム手数料なし
>新規加入後1年間は利用額にかかわらず手数料無料
>プレママ・ママ特典:妊娠中から小学校入学前までの子どもがいる方は、利用額にかかわらず手数料無料

●神奈川県=1回の注文(週)が利用額2,000円以上で送料無料

>2,000円未満のときは、個別システム手数料100円
>注文をしなかった回(利用額0円)も個別システム手数料100円
>新規加入後1年間は利用額にかかわらず無料
>プレママ・ママ特典:妊娠中から2歳未満の子どもがいる方は、利用額にかかわらず無料

●福島県(郡山市の一部のみ)
月額400円

「その他の費用」が必要?

【パルシステム】
特に無し

【生活クラブ】
機関誌購読料…毎月100円
まち活動費…エリアによって年1~2回

※まち活動費
「活動費」はエリアによって金額・回数ともに異なりますが、それほど大きな金額ではありません(数百円程度)。生活クラブは組合員によって安全性のチェック、品質向上、利用しやすい仕組みづくりを行っており、そのためのイベントや企画のための活動費に当てられます。

「注文方法」はほぼ一緒だけど・・・

パルシステム、生活クラブ、どちらもインターネットor専用の用紙で注文可能です。

◆パルシステムはアプリ注文で手数料がお得?

パルシステムはスマホ向けの注文アプリ「タベソダ」を使うと宅配の手数料が注文した週だけでオーケーになります。

パルシステムのタベソダ

ただし、注意して欲しいのは「タベソダ」と「カタログ注文」「インターネット注文」は併用できないということ。「タベソダ」に登録するとカタログが停止され、インターネット注文サイトにもログインできなくなります。

私はタベソダを使っていて特に不便はありませんが、紙で注文したい方やパソコンで注文したい人には不向きです。

また、タベソダを利用すると子育て割りなどの特典が受けられなくなります。特典を受けている方は特典の無料期間が終わってから切り替えるように気をつけましょう。

結局毎月いくらかかるの?費用まとめ

【パルシステム】

  • 商品代金
  • 手数料=~200円/回

【生活クラブ】

  • 商品代金
  • 配送料金=0~150円
  • 機関誌の購読料=100円
  • 増資金=1,000円(退会時返却)

ぱっと見た感じではパルシステムの方が安く見えますが、商品代金以外にかかる金額はそれほど変わりありません。もちろん、地域によるのですが。

どちらを選ぶ?それぞれの利用価値

パルシステム

  • 安全な食材を購入したいけど価格を抑えたい
  • 色々な食品を揃えたいので商品数が欲しい
  • 機関誌とか活動費がじゃまくさいと感じる

こんな方はパルシステムの方が向いています。特に生活クラブで送料無料エリアに該当しない方の場合、「一番安全な場所で購入したい」などの理由がなければパルシステムの方が商品と価格のバランスが良くて使いやすいです。

パルシステムは関東圏を中心にかなり多くの人に利用されており、商品満足度の高いサービスです。品質を確かめてから決めたい、という方は人気商品が詰まった「お試しセット」を使ってみると品質・美味しさを確認することができます(送料無料)。お試しセットと一緒に資料請求もできますよ。

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生活クラブ

  • 安全性に一番こだわった商品を選びたい
  • 価格に大差ないなら良い方を選びたい
  • 宅配の利用は補助程度で構わない

こんな方は生活クラブの方が向いています。

「生協の中で一番お高い」イメージのある生活クラブですが、品質を考えるとこれほど割安感のある宅配はなかなかないと思います。また、「安全性にはこだわりたいけど生活クラブだけだと高くなるからスーパーと併用している」という利用者が多いのも生活クラブの特徴です。

特に加工食品は安全性が不透明になりやすいので、生活クラブオリジナル商品のように「とことんこだわって作られた商品」だと安心して利用することができます。選ぶ時にいちいちチェックする手間が省けるのがいいな、と私は使ってみて思いました(それでも見ちゃうんですが)。

気になる方は資料請求をして品揃えや価格を確認してみてはいかがでしょうか?地域ごとに違う生活クラブの特徴を知ることができます。

生活クラブの食材は安全性が高いだけではなく、自然な美味しさを楽しむことができますよ(*^^*)

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 2016/08/15  

この記事のカテゴリーは、

 - 生活クラブ(生協), 食材宅配の比較です。
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